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「蒼」

「……」

「蒼?」

「…………」

「そ~う?」

「………………何ですか、さっきから」

 今日の昼頃、僕は久々に家に帰ってきた兄に呼ばれていました。

 会ったからといって、僕は兄に用がある訳ではないのですが、どうやら兄は違うようで、ずっと僕を呼んでくるのです。

「なぁ蒼、ちょいと頼みがあるんやけど……」

「揉みませんよ」

「ヒド!?」

 そうです。

 兄は僕に、やたらと背中の肉を揉めと言ってくるのです。

 まぁ、僕が最初にマッサージ感覚で揉み始めたんですが、兄はその痛痒い感触が気に入ってしまった様子(いわゆるMですね)。

 家に帰ってくる度に、「肉を揉め」とせがんでくるのです。

「いいやんか、俺は疲れとるんやぞ?」

「僕も貴方と同じように疲れるんですよ。休みの日くらいゆっくりさせて下さい」

「お前は俺の住んどる寮に来んやろうが。なら休みの日にしか揉んで貰えんやろ?」

「友達に揉んで貰って下さい」

「ダチに背中の肉を揉ませる男が何処におるんか」

 背中の肉を妹に揉ませる兄貴もどうかと思いますがね……。
           兄は寮生活で寂しさを感じているのか、家に帰った夜は必ずと言っていいほど僕のベッドの中で寝ています。

 何をやっているのかと聞いてみれば、

「布団が冷たかったら寝にくいやろ?暖めてやりよんのよ」

 要らぬ世話ですよ!?











 最近の僕は、兄がいる日は必ずベッドの中を確かめてから就寝するようにしています。

 だって、そうしないと兄と添い寝することになるんですよ?

 まさか、自分の部屋でくつろげない日がくるとは思いもしませんでした。









 兄を警戒する僕は変なんですかね?




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 白咲のブログを読んだ人にだけ分かる内容です。

 白咲のブログを読み終えた方はどうぞ。















 だって、女神Kの脈、本当に無かったんですよ。

 服を着すぎていたせいではありません、本当に動いてないんです。

 なら何故女神Kが生きているのかって?

 そりゃあ女神だからですよ。


 ようやっとテストが終り、のんびり出来る時間が出来ました。

 まず帰ってきたテストは世界史と現社。

 一夜漬けというだけあって、素晴らしい点でした。

 何点かって?

 皆様のご想像にお任せします。

 次に帰ってきたのは数学です。

 まぁ、まずまずのは点だったんですが、何故かおかしいんです。

 一枚目の点数と二枚目の点数の合計が違うのです。

 早速教師のところに行って聞いてみました。

「すみません、ここの点のことなんですが……」

「ん?どれどれ…。あぁ~、間違っとるねぇ。じゃあ書き直したるわぁ」









 なんだかんだで、最初の点から10点上がりました。

 10点も間違わないで欲しいですね…。


 それは終礼の時間の時でした。

 僕等の担任であるクミンは、情報の教師であるために、やたらと自分の教科を贔屓します。

「さ~ぁ、皆から何度も聞かれるから、情報のテストの範囲を後ろの黒板に貼っとるけぇ、ちゃんと見とけよ~!」

 相変わらずのハイテンションな口調で範囲を知らせるクミン。

 皆に習い、後ろの黒板を振り返った僕は、目の前にシロがいるのに気が付きました。

 シロも例外なく黒板を振り返っています。

 すると…。




 ……………ガッ!?



 な、何なんですか、シロ…。

 何でいきなりガッツポーズをするのですか…?

 後で分かったことなんですが、どうやらこの時シロは舞風と交信していたようです。

 二人の仲の良さを見せ付けられた10分間でした。



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